5月の料理カレンダー
いつも読んでいただいてありがとうございます。
in seasonイン・シーズン料理教室 中田です。
いよいよGWが目の前! 5月です。 5月になると春というより、初夏ですね。 意外と雨の多いときもありますが、いずれにしても新緑やバラの美しい素敵な季節です。
ではカレンダーで紹介しましょう。
1日 八十八夜
今年はいきなり八十八夜です。 ♪「夏も近づく八十八夜~」♪という歌があるのはご存知でしょうか。 茶摘みの歌で、この日は映像もよくテレビで流れています。 立春から数えて88日目にあたり、この時の新芽はいいお茶になるとか。 実際に新茶が出回るのはもう少し先です。
男の子のお節句です。 この日の粽と柏餅についてですが、粽は平安時代に中国から伝わりました。 餅ではないですが今も台湾の竹の皮に巻いたものや、香港の蓮の葉に巻いたおいしいごはんがありますね。 柏餅はというとこれは日本の武家社会のころ始まったようで、柏の葉は新しい葉が出ないと古い葉が落ちないというので家が続くので縁起がいいと、使われるようになったそうです。
鶴屋八幡さんの柏餅 2個も食べてませんよ~
今年はこの日が「立夏」。
さわやかな料理を少しずつ食卓に乗せましょう。
GWの連休のころは日差しの強い日もありますね。 さっぱりしたサラダや酢の物も食卓にあると美味しいと思います。
8日 母の日
皆さんはお祝いのごちそうはお母さんと一緒に食べる派? 離れていると遠くにいる母を想う日ですね。子供のころの母との思い出とか。
どんな料理がなつかしいでしょうか。 また、受け継ぎたいでしょうか。 ちなみにうちの母はありがたいことに元気です。
9日 卯の葉神事 (大阪・住吉大社)
この日は大阪で一番有名な神社、住吉さんの建立された日なんだそうです。
ちなみにこの神社にはたくさん卯の花が咲くそうで、その葉にまつわる神事が行われます。
なんでこの話かと言うと、卯の花といえば、料理でいうと「おから」のことをさします。 おからの炊いたんは年中食べますが、卯の花和えなどおからを使った和え物もあり、そういう料理はだいたい初夏の料理としてこの時期に登場します。
20日 小満
春に芽吹いた植物が育つ、満ちる、つまり少しずつ実ができ始めるころ、といったような意味だそうです。
刈り入れるといえば、どうしても日本人は稲のイメージが強いのか秋を想像すると思いますが、麦はこの時期に刈るそうで、『麦秋』という季語はこの頃をさします。
5月は忙しいシーズンです。
新しょうが、実山椒など漬けるものがたくさん出てきます。
5月においしいもの、といえば
初鰹(関西でも最近は5月によく出回っています)で鰹のたたき
小鯵、淡路、泉州の新玉ねぎで南蛮漬け
いか(小いか)、たこも少しずつ出回ってきます。
ハウスものですが、大阪では水なすも、ちらほら見かけます。
いちごは路地ものが楽しめますし、メロンなど瓜類が登場しはじめます。
少しずつ気温が上がってくるので食中毒の危険も増してきます。保存するものは早めに冷蔵庫へ。
皆様が5月も美味しい季節の 食事を楽しまれますように!
ではまた来月。 お待ちしてます。
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